正社員ワーママに疲れた方へ | 原因と対処法、辞めた・続けてよかったといった体験談を紹介

仕事
正元香菜子
正元香菜子

正社員ワーママって、毎日時間に追われて心身ともに疲れますよね…

ママは毎日、家事に育児に忙しく働いています。それに加えて、仕事をしているママも少なくありません。

正社員・パート・フリーランスなど働き方はさまざまですが、いずれにしても「家事・育児・仕事」を同時進行でこなすのは、どんなにタフなママでも大変です。

毎日時間に追われるなかで「正社員ワーママに疲れてしまった…」と感じても仕方ありません。

とはいえ、正社員を辞めるのは勇気が必要ですし、家庭の事情で「辞めたくても辞められないよ!」という方もいるでしょう。

そこで当記事では、「正社員ワーママに疲れた」と感じたママのために、少しでも楽に日々を過ごせるような対処法を解説します。

なぜ正社員ワーママは疲れてしまうのか、正社員を辞めたという方・続けてよかったという方の体験談も紹介するので、せひ最後まで読んでみてください。

ワーママ(子育て女性)の仕事の割合

厚生労働省の調査によると、2020年度で児童のいる世帯は991万7千世帯あります。

そのうち、母が仕事をしている割合が75.7%、「母の仕事が正社員」という世帯は30.4%を占めています。

母仕事あり(正社員) 30.4%
母仕事あり(非正規) 36.4%
母仕事あり(その他) 8.8%
母仕事なし 24.3%

参照:厚生労働省「世帯数と世帯人員の状況」

近年「専業主婦よりも共働きが多い」と耳にしますが、筆者の想像以上に正社員で働くママが多いことがわかりました。

かくいう筆者も、5歳の子どもを育てる正社員ワーママです。ワーママは仕事のほか、家事や育児も同時進行でおこなう必要があり、とにかく時間がありません。

毎日働いて、家事をして、子供と遊んで、「疲れた…」「いつまでこんな生活が続くのか…」と不安に感じることもあります。

多くの正社員ワーママが、同じように焦りや不安を抱いているのではないでしょうか。

ワーママが「正社員に疲れた」と感じる理由

ワーママが「正社員に疲れた」と感じる理由を紹介します。

「時間がない、忙しい」ほか、ワーママはさまざまな悩みを抱えているのです!

とにかく忙しい・時間がない

正社員ワーママは、とにかく忙しいです。

朝起きてから夜子どもが寝るまで、数分刻みのスケジュールで動かなければいけません。

筆者も、朝6時半に起きてから夜21時に子どもが寝るまで、家事に育児に仕事にと、とにかく落ち着く時間がありません。

「疲れた…」と思っても、子どもが起きている時間は子どもに合わせて動く必要があるため、自分の時間をとることは難しいです。

子どもが寝たあと、家事を片付けてそのまま寝てしまう…というシーンも珍しくありません。「やるべきことが多くて、とにかく時間が足りない!」と悩むワーママは多いでしょう。

仕事や育児が中途半端になって自己嫌悪

正社員ワーママが抱きがちな悩みに、仕事や育児が中途半端になって自己嫌悪になる…というものもあります。

限られた時間内で業務を進めなければいけないことはもちろん、子どもの体調不良にともなう欠勤や早退で、思うように仕事をこなせず焦ってしまうワーママも多いでしょう。

また、仕事だけでなく「子どもとかかわる時間が少なくなってしまう」「家事も適当で、なにもかも中途半端」と悩む方も少なくありません。

職場で孤立してしまう・周囲からの目が冷たい

小さな子どもを育てる正社員ワーママにとって、切っても切り離せないのが体調不良にともなう欠勤や早退です。

子どものことなので仕方がないのはもちろんですが、職場によっては「また?」「休まれてばかりで困る」など、心無い言葉をかけられるワーママも少なくないのが現状です。

また、真面目な方ほど「迷惑をかけて申し訳ない」と考え、周囲の目もひどく気にしてしまうようになります。

周囲からの冷たい目を受け、徐々に職場で孤立してしまうワーママもいます。

パートナーが家事や育児を分担してくれず、ストレスが溜まる

「パートナーが家事や育児を分担してくれず、ストレスが溜まる」と悩むワーママも多いです。

共働きにもかかわらず、家事や育児の大半を担うのは妻、という家庭は少なくありません。

例えば、子どもの体調不良で仕事を休んだり、早退をしたりするのは多くが妻側です。

また、夜泣き対応や帰宅後の家事など、やるべきことは多いはずなのに、なぜか夫婦の片方にばかり負担がかかってしまう…という家庭も珍しくないでしょう。

「共働きなのに、どうして私ばかり…」とストレスや疲労が溜まるのは必然といえるのではないでしょうか。

正社員に疲れたと感じたワーママに試してほしい対処法

正社員に疲れたと感じたワーママに試してほしい対処法を紹介します。できることから試してみてください。

業務量を見直す・効率化できる業務がないかを検討する

「正社員として働くのに疲れた…」と悩んだときは、業務量を見直したり、効率化できる業務がないかを検討したりしましょう。

時短勤務なのに業務量・裁量が大きい、無駄な業務があって仕事に時間がかかってしまう、という場合は、上司や同僚に改善できる点がないか、相談してみてください。

できるだけ家事は手抜きをする

正社員ワーママがしんどい・疲れたと感じたときは、できるだけ家事の手を抜きましょう。仕事や育児で手を抜くのは難しいですが、家事であれば比較的簡単に実行できます。

例えば、以下のような方法がおすすめです。

  • 掃除機は毎日かけなくてOK
  • ゴミ箱を減らして、ゴミ捨てを楽にする
  • レトルト食品やお惣菜をよしとする
  • 買い物はネットスーパーを活用する
  • 服は畳まず、ハンガーにかけるだけ
  • 朝食はワンプレートやパンでもよい
  • 時短家電を活用して時短に
  • 家事代行を利用するのもあり

掃除機は毎日しなくても健康に害を及ぼすことはほとんどありません。

レトルト食品やお惣菜も、意外と子どもは喜んで食べてくれます。

また、家庭によっては時短家電を活用するのもおすすめです。圧力鍋・乾燥機・掃除ロボット・食洗器など、使えるものはどんどん使いましょう。

完璧に家事をこなすことよりも、あなたや家族が笑って過ごすことのほうが大切です。

働き方を見直す(パート・フリーランス)・転職する

正社員として働くことに限界を感じているなら、働き方を見直すのも1つの手です。

パートやフリーランスなど、働き方は正社員だけではありません。家族と相談しながら、家庭ごとのベストな働き方を選びましょう。

在宅フリーランスであれば、比較的時間に融通が利くほか、スキルを磨きつつ働けます。

改めて家族と話し合う

正社員ワーママが健康に働き続けるためには、家族の協力が欠かせません。とくにパートナーとはよく話し合い、家事分担ができるところはないか考えましょう。

パートナーが妻の負担を理解していない場合もあります。毎日どのくらいの家事があり、どのくらい負担に感じているのかを、紙に書きだして冷静に話し合うのがおすすめです。

少しだけでも自分だけの時間を確保する

正社員ワーママの多くは、自分の時間を確保するのも一苦労です。しかし、リフレッシュする時間がなければ、心身ともに限界を迎えてしまいます。

少しでも良いです。自分の時間を確保しましょう。

  • 子どもを寝かしつけたあとに好きなスイーツを食べる
  • 子どものお昼寝時間に好きなことをする
  • パートナーに任せて外出する
  • 一時保育やファミサポを利用して、1人時間をつくる

「ママだから子どもを置いて外出してはいけない」なんてことはありません。筆者は、周囲からの協力を得られるなら、ランチや飲み会などに出掛けてもよいと思います。

適度な休息をとりながら、家事・育児・仕事の両立を目指しましょう。

「正社員に疲れた」と悩んだ末のワーママの体験談

正社員を辞めた人、悩みながらも続けた人、ワーママの働き方や選択はさまざまです。

そこで、ここでは「正社員に疲れた」と悩んだ末のワーママの体験談を紹介します。

正社員を辞めた・無理だった

正社員を経験したワーママのなかには、「正社員を辞める」という決断をした方も一定数います。

  • ワーママに理解のない会社での正社員は無理だった…
  • 子供が頻繁に熱を出すので、パートに切り替えてよかった
  • 正社員を諦めてことで、子供と過ごす時間が増えた

もともと残業や休日出勤が多い仕事だったり、子育て中のママに対する理解がない職場だったりする場合は、正社員を続けるのが難しいでしょう。

しかし、「正社員を辞めて後悔した」という方よりも、「子育てに理解のあるパート先が見つかった」「子どもと過ごす時間が増えた」など、結果的に辞めてよかったと感じている方の方が多いように感じます。

正社員を続けてよかった!

「正社員ワーママに疲れた」「しんどい」と感じながらも、正社員を続けて、結果よかったと感じている方もいます。

  • 大変だけど、正社員のキャリアを諦めなくてよかった!
  • 金銭的に余裕がある
  • 子供が望む進路を応援できる

子どもはいずれ大きくなります。

子育てにかかる時間が軽減されたとき、収入やキャリアなどの面で「大変だったけど続けてよかった」と感じるようです。

ワーママで正社員はきつい!退職するメリット・デメリットを知っておこう

ワーママの働き方はさまざまで、選択に正解はありません。

とはいえ、正社員を辞めるならメリット・デメリットを理解しておくべきです。

メリット デメリット
・時間や気持ちにゆとりができる

・子どもと過ごせる時間が増える

・収入が下がる可能性が高い
・保育園や学童保育を退園しなければいけない
・ブランクができると、再就職のハードルが高くなる

正社員を辞めると、収入が下がる可能性が高いです。また退職後、一定期間以上専業主婦やパートタイム勤務を続ける場合は、保育園や学童保育を退園しなければいけなくなります。

そして残念なことに、ブランクができると正社員としての再就職のハードルが高くなるのが現状です。専門的な資格を保有している、という場合を除いて、正社員を辞めるときは慎重に考えましょう。

正社員を辞めることで根本的な悩みを解消できるのか、という点も重要です。

パートナーと相談しながら、将来まで見通したプランを立てて、自身にとってベストな働き方を選ぶことが大切です。

シンママ正社員(兼ブログ運営)の筆者が実践している「ワーママ正社員を乗り切る」方法

突然ですが、筆者は2023年秋に離婚しました(正しくは離婚予定の別居中)。子供と2人暮らし、正社員として復帰しており、朝6時半~夜21時まで目まぐるしく動いています。

筆者なりの「ワーママ正社員を乗り切る方法」は以下のとおりです。

  • 掃除はとにかく手抜き!(週末まとめてでOK)
  • 朝食はパンとヨーグルト、夕食は週1日以上外食
  • 洗濯は朝せず、夜にする
  • 平日はできないことがあっても自分を責めない(諦める!)

平日はとにかく戦場です。朝食はもともとパン派なので、用意に時間がかかりません。

また夕食は外食のほか、うどんやチャーハンなども定番です。保育園のお昼寝がなくなり(小学校入学に向けて)、20時半にはうとうとしてしまうので、19時に帰宅してすぐに食べられるよう工夫しています。

正社員ワーママが日々を乗り切る秘訣は、完璧を求めないこと!できないことがあっても自分を責めず、週末にまとめておこなえば良し、とするだけで気持ちが楽になりますよ。

正社員ワーママは疲れがち!無理せず自分のペースで働き方を考えよう

正元香菜子
正元香菜子

正社員ワーママはすごい!

正社員ワーママってとてもすごいんです。家族のために、仕事だけでなく家事・育児もしているのですから。

しかし、無理をして心身を壊してしまっては意味がありません。ママの笑顔が、家族の幸せにつながります。

できるところは手を抜き、自分を責めすぎないことから試してみてください。限界なら、正社員を辞めるという選択もあります。

当記事で紹介した対処法を実践しながら、自分のペースに合わせた働き方を考えましょう!

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